2011/08/02
涼風献上


暑い日が続いています。

今年は節電の夏ということで、エアコンの設定温度を下げずに
いかに夏涼しく、冬暖かく過ごすかがポイントですよね。

住まいで出来る対策としては、屋根や外壁窓などの開口部の断熱が有りますが、
それにプラスしてお日様の熱の取り入れ方や風の取り入れ方を考えるとまた違った
住まいの形が見えてくるのではないでしょうか？

お日様は冬は大歓迎ですが、夏はご遠慮願いたいですよね、
基本的には幅の広い軒が付いていたのなら太陽の高さで自然と冬は部屋の奥深くまで、
夏は太陽が入らないようになります。
深い軒が作れないお住まいなら、折り畳みの出来る軒「オーニング」や
スクリーンの様に窓の光を遮る「シェード」を
ゴーヤ等の蔓性植物の「グリーンカーテン」などを利用することも出来ますね。

風、私の住んでいる地域を例にとると、
冬の冷たい風は比叡山を越えて西からやってきます、
そして夏には涼しい風が東からやって来ますが、
困ったことに大方の台風の強い風も東からやってきます。
なので、西側の窓は小さかったり無かったり、
東側に掃き出し窓など大きな窓をつけて涼風を取り込みやすい様にしています。
もちろん、台風対策の雨戸はしっかり設置。

これはお住まいの地域の地形などで変化してくるかと思いますが、
こんな風の流れをうまく取り入れることで、より快適な住まい造り出来るのでは？
良い陽当たりや、風の向きが隣家との境界など難しいこともあるでしょうが、
その辺工夫のしどころですね。

写真は７月上旬に社員旅行で訪れた、岩手県の世界遺産「中尊寺」に咲いていた、
「中尊寺ハス」です。

琵琶湖の烏丸半島でも蓮の群生地が今見頃を迎えていますよ。

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